シンプルライフをめざす

シンプルで上質でミニマルな暮らしをめざしています。ジャズと絵を描くことが大好き。

ミュシャ展に行ってきた

 昨年、日本でのスラブ叙事詩国立新美術館で公開されると知ってからずっと楽しみにしていたミュシャ展。もう行くチャンスがないかもしれないと思っていたけれど、ようやく訪れることができた。

 公開されてすぐに図録がネットでも購入できることを知り、購入した。スラブの歴史について、それほど詳しいわけではなかったので、図録の解説を読みながら時代背景について勉強した。

 そして、実際に国立新美術館に訪れて、作品の壮大さに圧倒された。

 作品の前に立ちながら、そういえば、某映画作品の中では、登場人物が一枚の絵を見るためにわざわざ未来からやってきていた事を思い出した。この場に入れて良かったと心底思った。

 ミュシャは、すごく繊細なスケッチを描ける技術を持っている画家だったけれど、ある機会を得るまでは才能を発揮する機会に恵まれなかった。女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手掛けるまでは。

 ミュシャの生涯を見ていると、「幸運の女神は前髪しかない」ことを思い出した。

 これは、ローマ神話の運命の女神<フォルトゥーナ>はチャンスは後からでは掴めないことを表すために、後ろ髪がなく前髪しかないとされているということだ。ミュシャは、苦しくても絵を描き続けた。もし、彼が絵を描くことを途中であきらめていたら、私が国立新美術館に来ることもなかったかもしれない。

 過去と未来はつながっている。必ず。

 力を発揮する機会がなくても努力することの大切さをミュシャには改めて教えてもらった。

 ミュシャの生きた時代の事を、ベル・エポックと呼ぶ。フランス語で「良き時代」という意味だ。アメリカでは同じ頃、ジャズ・エイジと呼ばれる時代が起こった。華やかでモダンで美しい時代だ。私は、ミュシャを始めとしてこの時代の画家が好きだけれど、同じくらい音楽の分野ではジャズが大好きだ。きっと前世はこの時代に生きていたのかもしれない。

 この美しい時代の文化についてもっともっと勉強して、現代に生きる人々の生活に役立てていきたい。新しい文化は過去の文化を学ぶ中で生まれてくるというのが私の思いだ。

 

 

www.mucha2017.jp