シンプルライフをめざす

シンプルで上質でミニマルな暮らしをめざしています。ジャズと絵を描くことが大好き。

千年女優をもっと早く見ておけばよかったと後悔したことについて

 今敏監督の千年女優という映画がありまして、2002年のアニメーション映画なのですが、何かの雑誌で見かけて劇場でみたいな、と思いつつ見逃し、レンタルが始まったころには何というタイトルだったかすっかり忘れてしまったため、ずっと見れないまま10年以上が過ぎてしまいました。

 

 今夏、たまたまレンタルショップで見かけて、「あ、これや!」と思って借りてみたのですが、個人的にすごくハマりました。

 映画に限らず、小説でも何でも、「分かりやすくて面白い」というのが、いつの時代も売れやすい作品になるのでしょうが、この千年女優という作品は、そういったものを求めて鑑賞すると、最後に「え、何なの?(どういうことなの?)」と思ってしまうことでしょう。

 

 が、この作品は、最初から最後までアニメーション映画という芸術の芸術性を楽しむための映画だと私は思います。

 

 映画の芸術性は、細かく分けると様々な要素があるのでしょうが、(私はそこまで映画に詳しくないため)まず、絵が上手いというのと、カメラの切り替えというか(漫画でいうところのコマ割りというか)どうやってこのような表現方法を思いついたんだろう、というような驚きが沢山ありました。

 

 また、音楽が平沢進さんというのが何とも素晴らしい。見終わった後に、EDを聞くとその歌詞も含めて本編+EDも含めて一つの作品だと感じることができます。EDの曲のタイトルは、ロタティオン[LOTUS-2]と言います。(余談ですが、千年女優を見てから毎夜寝る前に聞いています。それほどハマりました。)

 

 今のアニメーション映画は、すごく色彩がきれいなので、2002年のアニメを見てしまうと、すこし物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、(時代のせいです。)

もし、最近のお薦め映画を誰かに聞かれたら、しばらくは千年女優をお薦めすると思います。

 

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